時間と心

1989年1月、アメリカ・ニューメキシコ州の地下で
130日間、時計をもたずに隔離された人がいました

NASAを始めとした人たちによる実験で
アクリル製のお部屋で太陽の光と時計と他者との接触がなく
その中で女性は自由に暮らしたそうで

130日後に穴から出てきた彼女は
「2ヶ月くらい過ごしたと思う」とコメント

体内時計がくずれ、睡眠サイクルも乱れ
体重減少と生理が止まるなどの身体変化や
日光を全く浴びていないことによる弊害もあったとかで

本当はもっと長いスパンでの実験予定だったそうだが
危険を感じた観察者側が130日目に終了を告げた

体内時計は24時間ではなく
地球の自転の都合だったわけで
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この実験は極端な事例だけれども

時間が消えると
人は 中今(なかいま)という 「今ここ」で生き始める

洞窟のように、情報が遮断されるほど
自分の思考や感情、感覚が鮮明になる

これは、禅僧が深い修行に入るときの状態にも
少し似ている気がする

外の時間が薄くなるほど
内側の声が大きくなる

だが、時間に管理された生活にまみれると
それは隅に追いやられてしまう

「あとでね」
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潜在意識には時間の概念がない

だから過去の痛みも
未来の不安も
今の感情も

全部 "今起きていること” として扱われる

もし、今

・思考が忙しすぎる
・過去の感情が繰り返し浮かぶ
・未来に不安がある
・自分の中心がわからない

そんな状態が続いているなら
お話しに来てください

時間の重さから解放されてみてください
きっと過去に囚われていたエネルギーが
ふっと緩むことでしょう

すると、あなたの本来の力が
ゆっくりと動き出し始めます

 

投稿者プロフィール

高橋 友里安
高橋 友里安くれたけ心理相談室(庄内支部)心理カウンセラー
幸せの宝探しをお手伝いいたします。そして、ご自身の中に深い深い安堵感が得られるまでサポートいたします。 心理カウンセラー 高橋 友里安

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