10代を捧げた人 (5)
中学を出てから2年は音信不通
私は予定通り16で家出をして(1/17ブログ・家出を決意した日)
自分の事だけで必死でした
「飯を食わせてやってんだ」
という母の言葉を封じるために
理不尽な生活から逃げ切るために
火事場の馬鹿力が発動しました
まず、ご飯を食べさせてもらえる飲食店でバイトをし
そこで出会った音大生の部屋へ居候させてもらい
バイト代から学費を払っていました
本来は野球好きなので
野球部のマネージャーになりたくて
甲子園強豪の私立高校に入りたかったけど
そんなこと考えてる暇はもうなく
自力で学費を払える都立高校へ
死ぬ気で受験勉強したのは懐かしい思い出です
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でも、いざ高校に入ってみると
何のために通っているのかわからない
みんなが行っているから?
学歴がないと職業も選べないから?
あんなに一生懸命勉強したのは
何だったん?
不本意な時間が続きます
この頃になると
車を持っている年上と遊びに行く機会が増えて
どこかに彼の姿がないかと
よく探しながら窓の外を見ていました
ただ一つ言えることは
彼の事を好きになっていなかったら
糸が切れた凧のようになって
私は歌舞伎町でクスリ漬けになっていたかもしれません
女性は受け身の性だから
特に10代は
好きになった男の人、出会った人によって
人生の方向性が変わってしまうと
彼氏に勧められて
彼氏に絆されて
クスリでボロボロになってゆく子を
何度も中絶しに行く子を
命を落とす子を
もちろん助けることもできずに
ずっと見ていたから
自分が落ちて転がってゆかないよう
立っているのがやっとで
でも寂しさや怒りや衝動や無力感が
もう小さい頃のように
上手に押さえ込めなくなっていることもあって
彼に対する火種のような想いは
生きるための大きな生命線につながっていたのは確かで
”いつかまた逢えるかも”
それだけで生きていた気がします
♫ あいたくて あいたくて あいたくて今夜も
恋しくて 恋しくて 恋しくて痛いほど
はりさけてゆく心知らずに あなたは今どこで眠るの
(♫ ジュリアン)
by princess princess
投稿者プロフィール
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