不在の父 2

結局,両親は私が6年生の時に離婚した
弟はこの時3歳だから、父の記憶がない

ある日の夕方、ハハが
「荷物をまとめなさい」
と言う

最後に押し入れに父の荷物だけが残っているのを見て
初めて状況を把握した

夜逃げ

私としては 
はぁ~?
という感じである

私は両親が離婚した場合
父の方に行くつもりだったから

本当は父ともっと話したかったし
父のことをもっと知りたかったというのが本音

夜は更けていく
弟を抱っこして渋々車に乗った

この後、私は数年間父を探し回ることになる

投稿者プロフィール

高橋 友里安
高橋 友里安くれたけ心理相談室(庄内支部)心理カウンセラー
幸せの宝探しをお手伝いいたします。そして、ご自身の中に深い深い安堵感が得られるまでサポートいたします。 心理カウンセラー 高橋 友里安

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