怒っていたのは私だった(毒親育ち) 4

熱を出すとよく風邪薬のブロン液を飲まされた

それは冷蔵庫の中にずっと保存されていて

それがなにげに美味しいことに気づいたのは
小学校2年生の時
熱が下がってからも
ちびちびと隠れて飲むようになった

付属の小さいカップに注いで
ぐいっと飲むと
一瞬だけ頭が、心がスッキリする

もちろん、量が減っていくから
隠れて飲もうがバレるのは時間の問題で

ハハの財布から
伊藤博文さん(千円札)を1枚連れだし
薬局に買いに行く

そして似たような状態に戻して知らん顔しておく

買いに行く薬局も
怪しまれないよう3軒くらい確保しておく

アルコール依存症の原点は
ここからだったと思う

4年生くらいになると
万引きもするようになっていた

6年生になると新宿歌舞伎町で遊ぶ時もあった
怒っている大人がたくさん目についたし
つけ込んでくる大人もたくさんいた

友達の年の離れたお姉ちゃんが たけのこ族 で
とても憧れた
小学生に原宿はとても遠く感じた

居場所なんてどこにもなかったし
こうなったのは全部親のせい、大人のせい、まわりのせいだと思っていた

小学校の展覧会で貼られた作品

投稿者プロフィール

高橋 友里安
高橋 友里安くれたけ心理相談室(庄内支部)心理カウンセラー
幸せの宝探しをお手伝いいたします。そして、ご自身の中に深い深い安堵感が得られるまでサポートいたします。 心理カウンセラー 高橋 友里安

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