頭の中の牢獄 (1)

先日ある方とお話をしていました

私の顔を見るなり
自分のつらい状況を実況中継してくれます

自分が出てこないと職場が回らなくなること
お金を稼がないと生活できないこと
信頼のおけない人に遣われていて、納得できないこと
背負っている責任が大きくて大変なこと
本当は生まれ育った場所に帰りたいけれど、帰れないこと
もう居たくない場所に家を買ってしまったため動けないこと

私は聞きます
「時間、立場、お金、家族、健康…いろいろな制約が全くなかったら
なにをして暮らしたいですか? 想像でいいんです、タラレバでいいので」

彼女は言います
「想像もできません。 世の中お金がないと何もできないですよね」

それ、本当ですか?

もったいないな~と思いました

想像することも自分に許していない
想像はお金がなくてもできます

けれども
"世の中お金稼いでナンボ” という
確固たる信念が頭の中にインストールされていて
その信念の牢獄から出られなくなっています
握りしめて動けなくなっている

生活を回すことで精一杯だと
彼女は言います

「あきらめないで!」
と言いたくなるワタシ
(昔のCMでの真矢みきさん風でお願いします)

このフィルターを持ったまま
人生の大切な決断をしていたら
そりゃ苦しいし辛いと思います
先細りしていきます

生活をすることと
自分の人生を生きること

違いは何でしょう?

以下続きます

投稿者プロフィール

高橋 友里安
高橋 友里安くれたけ心理相談室(庄内支部)心理カウンセラー
幸せの宝探しをお手伝いいたします。そして、ご自身の中に深い深い安堵感が得られるまでサポートいたします。 心理カウンセラー 高橋 友里安

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